公共事業向けの水処理装置
イシバシの求人募集サイトをご訪問いただきありがとうございます。今回は、水処理設備についてご紹介します。
錆びにくいステンレスでつくる水処理設備
ステンレスは水に強く、錆びにくい特性があることから、イシバシでもこれまでに水ろ過装置や水槽、脱水機といった水処理装置を多く製作してきました。
今回ご紹介するのは、とある自治体の下水処理場に納品する下水処理装置です。イシバシの製品の多くは民間企業に納品されていますが、まれに公共事業向けの製品を受注することもあります。
下水処理場には、私たちが家庭で排出した汚水(お風呂の水や台所で使って汚れた水など)と、道路に降った雨水などが流れていきます。
下水処理場に運ばれた汚水は、このような水処理装置に入れられフィルターをかけていきます。茶色いメッシュベルトがゆっくりと動き、汚水の中に混ざった大きなゴミがここで振り分けられます。このフィルターも耐性のある特殊な素材を使用しています。
目に見えないほど細かいフィルターでさらに小さなゴミを除去
先ほどのメッシュベルトで除去できなかったさらに細かいゴミや塵はこの装置を通ってセパレートしていきます。遠目で見るとベルトコンベアーのように見えますが、これもメッシュベルトです。
目視では確認できないほどきめ細かい網ですね。このように汚水に混ざったゴミや塵は、二段階に分けて効率よくきれいにしていきます。
細かなゴミが除去された後は、薬液注入装置の出番です。薬液を注入し、外部に配水できる基準値になるまで水をきれいにしてから排出されます。
今回は公共事業で使用される水処理設備を製作したことで、イシバシの製品が社会インフラで役に立っていることを実感できました。