2つの形のホッパーと2度のバフ研磨
イシバシの求人募集サイトをご訪問いただきありがとうございます。今回は、現在製作中のホッパーにとバフ研磨についてご紹介します。
ホッパーの形いろいろ
こちらは大手製菓メーカーに納品予定のホッパーです。直径は1100mmで、ホッパーのほかにもスクリューフィーダーや空気輸送装置など一連のプラントもともに受注しましたが、今はホッパーを溶接している段階です。
1000mmを超えるサイズはイシバシでも珍しく、かなり大きめのサイズです。
角型ホッパーも製作していました。サイズは1200×900×900mm、板厚は3mmとこちらも頑丈かつ大きめサイズです。
丸いホッパーと角型ホッパーは、容量と強度で違いがあります。同じ寸法でも角型の方が容量が大きくなり、丸い方は少なくなります。
ただし、角型は圧力がかかると歪むことがあるのに対し、丸いホッパー均等に圧力がかかるので強度が出ます。
今回は丸いホッパーも角型ホッパーも小麦粉の輸送に使われる予定ですが、粉体や液体など、中に入れるものによってホッパーの形状を決めることもあります。
バフ研磨は2回かけています
ステンレスの表面を鏡面のようにきれいに磨き上げる表面加工も行っています。この表面処理をすることで表面が滑りやすくなり、粉だまりをなくし、スムーズに粉体輸送できるメリットがあります。外側に研磨をかけることもありますが、基本的には内側にだけかけることが多いです。
先述したホッパーも、切削・溶接の前に一度研磨をかけています。2回に分けて磨いた方が作業効率が良く、きれいに仕上がるためです。
こちらは角形ホッパーで、2回目のバフ研磨をしているところです。「バフ」という道具を使って研磨することから「バフ研磨」と呼ばれています。